【コラム】スタッドレスタイヤを冬の時期以外に履くとどうなるの?タイヤのプロが徹底解説!

【スタッドレスタイヤ】を冬の時期に以外に履き続けるとどうなるの?

 
みなさんこんにちは。
だんだん気温も暖かくなってきて過ごしやすい季節になってきましたね。
 
春もそろそろ終わり、新緑の季節はドライブも楽しいものです。
みなさんはどんな計画を立てていますか⁇
どんなところに遊びに出かけていますか⁇
仕事が忙しくて中々計画を立てる事ができない。そんな方もいらっしゃるかと思います。
まだ間に合いますよ。
 
実際のところ私自身もそんな理由で後回しにしていたら連休間近で慌てて
宿泊先を探し始めましたが見つからない。値段がハイレベルな宿しかない。
そんな状況になり家族からボロクソにバッシングを受けた経験があります。
忙しい中でも事前準備が如何に大切か。という事を身に沁みた経験があります。
 
前置きはこの位にして。
実は、お車のタイヤ交換。これも後回しにしてしまう人が世間ではとても多いという事です。
忙しくてタイヤ交換に行けない。通勤するのに別に支障がないから後でいいかな。など。
理由は人それぞれ違いますが、こちらをお読みいただいている方の仲にもまだスタッドレスを履いている方はいるのではないでしょうか⁇
 
とはいえ
 
あと数ヶ月で廃車にしてしまう、または車を買い替えるからここでタイヤを交換するのも費用が勿体ない。
 
スタッドレスを今年買い替える予定だから今のスタッドレスはまだ溝が残っているからそれまで履きつぶそう。
など、意図的にスタッドレスを履いたままの方もいらっしゃると思います。
 
もちろん走行上大きな問題があるわけではありません。
冬の時期も普通に晴れた日を走行しているわけですしね。
ただ、やはり氷上、雪上路面に特化した性能で作られていますので少なからずデメリットは存在いたします。
 
今回はそちらを簡単ではありますが何点かご説明したいと思います。

 【スタッドレスタイヤ】を履き続けるデメリットとは?

 

スタッドレスタイヤは雨で滑る。とても滑ります
スタッドレスタイヤはゴムが柔らかいのは皆さんご存知だと思います。
また吸水性も優れていますがこの2点が実力を発揮するのはやはり氷上や雪上路面です。
ゴム質が柔らかいという事は少し潰れた状態になりますので接地面が多くなります。
吸水性が高い事もあり、雨の日は路面の水圧に抵抗できなく、水の排出能力が著しく下がってしまいます。そのためスリップしやすくなります。

皆さんの中にも曲がる時などにタイヤが空転して滑った経験のある方もいらっしゃると思います。
また、高速走行などのスピードを出す場合は「ハイドロプレーニング現象」が起きやすくなりますので特に注意が必要です。
スタッドレスタイヤはゴム質が柔らかい事により冬の時期以外に使用するとまだまだデメリットが存在します。

 

一番の痛手‼燃費性能が悪化します
先ほどもご説明しましたが、ゴム質が柔らかいため、少し潰れた状態になるはずです。
ということは接地面が多くなります。接地面が多くなることでタイヤが転がるには
抵抗力が増すため、結果として「燃費低下」に繋がるという事です。
 
タイヤ代金を節約しようとそのまま履いていたはずなのに。
もしかするとタイヤ購入代金より燃費代の方が高くなってしまう。という事もあるかもしれませんね。
なぜなら、今ガソリン価格が高騰しまくりです。
なので、長い目でみると・・・なんて事もあるかもしれません。

 

 

これまた危険‼制動距離に大きな差がある。雨じゃなくても止まりにくい。
こちらもゴム質が柔らかいために起きる現象です。
特にスタッドレスタイヤは見て頂ければわかると思いますが、溝が深く細かい目となっています。
そのため、乾いた路面で急ブレーキやコーナリングの際に溝の部分が変形してしまうことで摩擦力が失われ止まりにくくなってしまうのです。
雨で滑るという事は聞いた事がある方も多いと思いますが、まさか乾いた路面でも影響があるとは知らなかった方も多いと思います。
盲点でしたね。
 
といったようにスタッドレスタイヤを冬の時期以外に装着して走行する事によるデメリット少しだけご説明させていただきました。
もちろん細かいデメリットを上げればまだまだあります。
考え方を基本に戻すと、その性能に合った使い方をする事で十分な性能を発揮してくれる。
その性能に合っていない使い方をすると十分な性能は発揮出来ずに「デメリット」が多くなるという事ですね。
 
身近なもので例えるなら『冷蔵庫』。
冷蔵室なら基本食材を冷蔵する性能。野菜室なら野菜にあった冷蔵をする性能。
冷凍室なら凍らせる性能。といったように、そのものに合った性能別になっていると思います。

 

最後に・・・

余談になりますが
地球上で【ガソリン車】が初めて作られたのが1886年。今から138年前。
スタッドレスタイヤが初めて作られたのが1934年。今から90年前。
考えてみてください。
 
90年経った今でも「夏タイヤ」「スタッドレス」とハッキリ区別され製造されている事を。
そういった観点から考えると
どちらの性能も十分に発揮できるタイヤは現時点では存在しないという事です。
「夏タイヤ」には夏タイヤの性能が。「スタッドレス」にはスタッドレスタイヤの性能が。
ハッキリと別れているということです。
 
なので、
履き替えを忘れてしまっている。後回しにしてしまっている。という方はお早目のお取替えをオススメいたします。
 
意図的にスタッドレスを履いている方は、十分に注意して運転していただければと思います。
 
では、今回はこの辺でスーッと失礼します。またの機会に‼