【コラム】中古タイヤって大丈夫?


ここ数年様々な商品の値上げ。つまり物価高騰が止まりませんよね。
今やコンビニのカップラーメン1つの価格が300円近くまで高騰しており
もはやお弁当と同じ位の価格になっている事はコンビニに行く方ならご存知かと思います。
おにぎりも100円では今は買えません。
それくらい物価高騰の勢いは凄まじい世の中になってきました。
 
昔のように
便利だから近くで
どこで買っても同じだから
といった感覚で物を手軽に購入出来なくなってきているのではないでしょうか⁇
 
元々、私たちは物を購入する時に
【少しでも安く良い物を購入したい】と考える事は良くある事ですし基本的な考えかなと私は思います。
 
新品は高いし。中古で手頃な価格で売ってないかな⁇
と思い中古ショップに足を運んだ経験はありませんか⁇
昔と違って、今や街のあちこちに多数の中古ショップがあり、そのどれもが
店舗が綺麗で入りやすく、また品質チェックもされており安心して購入出来る時代になっているかと感じます。店舗に入ってみると多数のお客さんがいますよね。
それ位、中古購入のニーズが高まっているのが現実です。
 
そんな中で、今回は【中古タイヤ】について少しお話したいと思います。
中古タイヤを購入した事が無い方。そもそも中古タイヤを買うという考えがない方。
新品タイヤは高いし、中古タイヤでもいいかな⁇って思うけど不安という方。
 
【中古タイヤってどんなの⁇中古タイヤって大丈夫なの⁇】
という不安について少しでも理解していただき、新しい観点を持っていただければ幸いです。
『新品タイヤと中古タイヤの違いは⁇』まずはここからお話しましょう。
とても簡単な事です。
新品タイヤとは一度も車に取り付けて走行していない状態のタイヤです。
一方で、中古タイヤというのは車に取り付けて走行した事がある状態のことです。
一度でも使用してしまうと【中古】になってしまうのはタイヤに限らずどの製品でも同じことですよね。                    
なので、新品で買ったけど使用せずに保管して2年経ったタイヤ。
一度も使用していないので、こちらはもちろん「新品タイヤ」となります。
このようなタイヤに関して、タイヤ業界では「新品アウトレットタイヤ」と呼ばれている事が多くあります。
             
新品タイヤと中古タイヤの違いはわかりましたか⁇
 
では、中古タイヤって大丈夫⁇について説明したいと思います。
 
単刀直入にいいますと・・・大丈夫です。なんの問題もありません。
 
では、なぜそう言い切れるのでしょうか⁇
それは、中古タイヤを選ぶにあたっての重要なポイントだけ抑えておけば問題ないからです。
 
ではどんなポイントを抑えておけば良いのか⁇
を ご説明いたします。重要なのは3つです。
 
ポイント1
残り溝になります。別な言い方で(残り山)と言われる事も多い
タイヤが路面と設置する面の部分ですね。メーカーによって様々な残り溝をしています。
この部分が走行時に路面との摩擦で減っていきます。
溝が減っていく事により、雨道・雪道を走行中にタイヤが雪・水を掻き出す事が出来なくなり、ブレーキの効きが悪くなり停止距離が長くなる
また、路面との摩擦抵抗が小さくなるので、乾いた路面でもブレーキの効きが悪くなり停止距離が長くなる。
など本来のタイヤの性能を十分に発揮できなくなります。
車検時にもタイヤの残り溝は必ずチェックされます。
残り溝が1,6ミリ以上なければどんなに綺麗なタイヤだろうと車検は通過できません。
逆をいえば、タイヤに傷があろうが、タイヤが極端に古かろうが、傷があろうが
残り溝が1,6ミリ以上あれば車検は通ってしまうのです。
それぐらい重要なポイントなのです。
 
では中古で購入する場合はどの位の残り溝が残っていればよいのでしょうか⁇
 
ズバリ!残り溝70%以上です(新品時を100%とする)
残り溝が70%以上あれば性能は落ちません。十分に発揮してくれます。
なので、こちらを基準に持っていてください。
※残り溝の見方についてはまた後ほど
 
ポイント2
タイヤ傷・パンク修理といった、いわゆる傷物です。
先ほど説明した「残り溝」も、もちろん重要ですが
中古タイヤを購入するうえで最も重要になるのはこちらです。
傷があるということは、少なからずその箇所に負担がかかったということです。
タイヤの中には無数のワイヤー(細い針金)が入っております。
ワイヤーによって形を整えています。どこかにぶつけた、または縁石に擦ってしまった
などした時にそのワイヤーにもし負担がかかっていた場合はバースト(破裂)の危険性があります。
タイヤで一番怖いのはこの走行中のバースト(破裂)です。
以前、私も高速道路を走行中に後輪がバースト(破裂)した事があります。
もの凄い大きな破裂音と共に、サイドミラーを確認すると異常な程の火花が散っていました。一瞬何が起きたのかわからなく焦りました。
原因は横傷によって、中のワイヤーが少しずつ変形していた事でした。
 
またパンク修理ですが、自転車のパンク修理とは勝手が違います。
そもそも出しているスピード、タイヤにかかる負荷は月とスッポンです。
なので、パンク修理をしたからといって安心。というわけではありません。
修理の仕方によっては徐々にエアーが漏れてきます。
一度穴が空いたタイヤを完全に修理することは不可能なのです。
車のタイヤに関して、パンク修理はあくまでも応急処置。と認識していただく事が望ましいです。もしも、応急的にパンク修理をした後などは早めのタイヤに交換する事をお勧めいたします。
 
 
といったように「傷、パンク修理」といった不具合がある場合は購入する事を控えることが最善かと思われます。
※中古タイヤを購入するうえでの、一番の重要ポイントです。
ポイント3
タイヤ製造年数になります。
タイヤには作られた製造年数が側面に必ず刻印されています。
そして、タイヤが「ゴム」で出来ていることは皆さんご存知かと思います。
ゴムなので経過年数が長ければ長いほど劣化(固く)なってきます。
ただ、経過年数によってゴム質が固くなるかというと、そうでもありません。
ゴム質が痛む原因は「保管状況」です。
ですので、例えば製造された日から5年経過していたとしも保管状況が良ければゴム質は良好です。
とはいえ、中古の場合は以前使用していた人の保管状況はわかりません。
なので、中古タイヤを購入するうえでは「製造年数3~4年以内」を目安に購入するようにしましょう。
※一般的に当年度の中古タイヤというのはほぼありません。(2024年の年に2024年の中古タイヤ)ということです。
3~4年以内であれば安心して購入して良いかなと思います。
 
これらが中古タイヤとして見るべきポイント3つになり、この基準をクリアしている
中古タイヤはタイヤ業界では【高品質】と言われます。
タイヤに関して全く知識がないという方は多数いると思います。
今回ご説明した、この3つを基準に中古タイヤの購入をしていただく事で
より良い中古タイヤを選択する事が出来るかと思います。
 
※ご購入にあたっては、ショップのスタッフさんと良くご相談ください。
 
最後に私からの戯言を一つ聞いていただければと思います。
 
例えば
新品の夏タイヤを買います。
冬の時期はスタッドレスに履き替えます。
春になったら昨年新品で購入した夏タイヤを履きます。
 
あれ⁇この時ってもう・・・中古タイヤですね。
履く前に3つの基準をクリアしていれば、高品質の中古タイヤですね。
といったように、中古という固定観念にとらわれずに、少し違った観点で考えてみると
面白いかな。と思います。戯言です(草)